ドブニウム(Db)とハッシウム(Hs)-消えた元素名と共に
元素の命名権を得た国などが候補を提案するとき,過去に不採用となったものは使えません。例えば,ニホニウム(113Nh)のときには,かつてレニウム(75Re)に命名された「ニッポニウム,Np」を再び提案することはできません[…]
もっと読む元素の命名権を得た国などが候補を提案するとき,過去に不採用となったものは使えません。例えば,ニホニウム(113Nh)のときには,かつてレニウム(75Re)に命名された「ニッポニウム,Np」を再び提案することはできません[…]
もっと読むラザホージウム(Rf)は原子番号104の超アクチノイド元素です。今回は,E.ラザフォード(1871~1937)の人物像と合わせてご紹介します。 ラザホージウムの合成と命名 1964年,旧・ソ連のドゥブナにある合同原子核[…]
もっと読むフランシウムは周期表の1族にある原子番号87のアルカリ金属で,1939年にフランスの物理学者M.ペレーによって発見されました。ペレーは新元素に母国の名を付けました。フランスの国名が元素名になるのは,ガリウム(31Ga,P[…]
もっと読むエカ(eka)はサンスクリット語で「1」の意味。未発見元素の仮の名称で,既に発見された元素の名称に接頭辞として付けられ,周期表において〝一つ下〟の元素を表しました。今回は,エカアルミニウムとされたガリウム(31Ga)に[…]
もっと読むランタノイドのうち原子番号61の元素はプロメチウムで,その名前は人類に火を伝えたとされるギリシア神話のプロメテウスから付けられました。プロメチウムには安定同位体が存在せず,全ての同位体が放射性で,単体は銀白色の金属(2[…]
もっと読むルテチウムは銀白色の金属(25℃での密度9.8g/㎤,融点1663℃,沸点3395℃)で原子番号71,周期表の中ではランタノイド系列の最後尾に位置します。ルテチウムをそれぞれ独立に発見したフランスのG.ユルバン,オース[…]
もっと読むイッテルビウム(70Yb)の単体は灰色の金属(25℃での密度7.0g/㎤,融点824℃,沸点1193℃)です。ガラスの着色剤やYAGレーザーの添加物などに利用され,最近では,光格子時計で注目されています。 イッテルビウ[…]
もっと読むユウロピウム(63Eu)はランタノイド系列の中ほどに位置し,稀土類元素の中では地殻中の存在量が少ない元素(1.2ppm)です。その化合物は,磁性半導体や蛍光体として使われています。 ユウロピウムの発見 ユウロピウムはフ[…]
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