ジスプロシウム(Dy)-磁性材料に欠かせない元素
ジスプロシウムは原子番号66の元素です。その単体は銀色の光沢を有する金属(25℃での密度8.6g/㎤,融点1412℃,沸点2562℃)で,様々の稀土類鉱物として産出します。元素としては1886年にフランスの化学者P.ボ[…]
もっと読むジスプロシウムは原子番号66の元素です。その単体は銀色の光沢を有する金属(25℃での密度8.6g/㎤,融点1412℃,沸点2562℃)で,様々の稀土類鉱物として産出します。元素としては1886年にフランスの化学者P.ボ[…]
もっと読む金沢城は,浅野川と犀さい川にはさまれた小立野こだつの台地の北西端(旧・加賀国石川郡尾山おやま)にあります。かつてこの地には金沢御堂みどう(加州御坊ごぼう,尾山御坊とも)があって加賀一向一揆の拠点となりましたが,織田信長の[…]
もっと読む鉛は,古くから知られていた金属の中では柔軟で,密度が大きく,融点は低く,熱伝導性が低いことなどから,様々な用途に使われてきました。しかし,その便利さの一方で毒性も知られていました。 鉛の毒性の原因は酵素作用の阻害で,主[…]
もっと読む鉛は,人類の歴史の中で古くから利用されてきた金属の一つです。鉛は軟らかいので強度が求められる武具や生活用具類には使われにくく,毒性を有することから,代替品ができると,その用途では使われなくなり,生産と使用の歴史において[…]
もっと読むプラセオジム(59Pr)の単体は銀白色の金属(25℃での密度6.8g/㎤,融点931℃,沸点3512℃)です。スウェーデンの化学者C.モサンデルは,プラセオジムとネオジム(60Nd)を新元素と考え,その性質がランタン([…]
もっと読むガドリニウムの原子番号は64で,ランタノイド系列の中央に位置します。ガドリニウムの単体は銀白色の金属(25℃での密度7.9g/㎤,融点1313℃,沸点3266℃)で,水にゆっくりと溶け,酸には容易に溶けます。安定な原子[…]
もっと読む19世紀半ばに開発された分光法は分離技術を刷新し,19世紀後半から20世紀初頭にかけて新元素の発見が続きました。ホルミウム(67Ho)とツリウム(69Tm)は,共にスウェーデンの化学者P.クレーベによって発見されました[…]
もっと読む天然に存在する酸素には3種類の同位体(16O,17O,18O)があります。水の分子1個に含まれる水素原子の組合せ方には,三重水素(3H)を除くと1H1H,1H2H,2H2Hの3通りがあるので,水の分子には全部で9種類の[…]
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