金(Au)-〝黄金の国〟の金
イタリア・ベネチアで東方貿易商人の家に生まれた旅行家マルコ・ポーロ,彼がアジア諸国で見聞した内容を記した旅行記『東方見聞録』で,莫大な量の金を産出する島国〝ジパング〟と記された日本。かつての日本では金を豊富に産出し,奈[…]
もっと読むイタリア・ベネチアで東方貿易商人の家に生まれた旅行家マルコ・ポーロ,彼がアジア諸国で見聞した内容を記した旅行記『東方見聞録』で,莫大な量の金を産出する島国〝ジパング〟と記された日本。かつての日本では金を豊富に産出し,奈[…]
もっと読む稀土類元素はスカンジウム(21Sc),イットリウム(39Y)にランタノイド15種類を加えた17元素の総称です。かつて化学者は酸化物に「土」の名を用いました。例えば,酸化マグネシウム(マグネシア,MgO)は苦土くど,酸化ア[…]
もっと読む鉄にマンガンを添加すると脆もろさが改良されることは19世紀半ばに発見され,イギリスの冶金学者H.ベッセマーによって大規模製鋼法が実用化されたことで,マンガンの需要は増大しました。現在では,鉄を鋼に変えるために添加される[…]
もっと読むホウ素とその化合物の用途は広く,ガラス,セラミックス,石鹸・洗剤などに多く使われています。そのほかに木材の難燃化処理のための薬剤や,原子炉では中性子吸収材としても使われ,これらは共に〝火消し〟役と言えます。 古くから使[…]
もっと読む『誹風柳多留はいふうやなぎだる』から江戸庶民の心意気や洒落気質を味わう二回目では,金が詠み込まれた句を取り上げます。前回と同様に江戸の文化をご堪能ください。 江戸庶民と川柳の流行 俳諧の連句では,五・七・五(長句)を発[…]
もっと読む『誹風柳多留はいふうやなぎだる』(俳風柳樽とも)は,江戸時代中期から後期にかけての川柳句集で,その闊達かつたつな作風からは,江戸庶民の粋いきな心意気や洒落しゃれ気質がうかがい知ることができます。今回(銀)と次回(金)は,[…]
もっと読む銅は古代から知られていた元素ですが,日本は近世を中心にして世界的な産銅国でした。今回は,主に江戸時代までの銅鉱業の歴史を見ていくことにします。 江戸時代までの銅の供給と利用 日本では,弥生時代前半の金石併用時代に鉄器と[…]
もっと読む12月1日は,日本カイロ工業会が1991(平成3)年に同会の設立10年(設立時の名称は日本使いすてカイロ同業界)を機に制定した「カイロの日」です。白金の二回目は,酸化触媒作用を応用した懐炉かいろに関する歴史です。 文学[…]
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