ケイ素(Si)-情報社会を支える元素
ケイ素を含む物質は,水晶(石英)・ガラス・ケイ砂などが古代から知られ,シリカ(二酸化ケイ素)は18世紀までは元素であると考えられてきました。フランスのA.ラヴォアジエの著書『化学原論』にある元素表には,「塩をつくる土類の[…]
もっと読むケイ素を含む物質は,水晶(石英)・ガラス・ケイ砂などが古代から知られ,シリカ(二酸化ケイ素)は18世紀までは元素であると考えられてきました。フランスのA.ラヴォアジエの著書『化学原論』にある元素表には,「塩をつくる土類の[…]
もっと読む塩素は,1774年にスウェーデンのC.シェーレが塩酸を酸化マンガン(Ⅳ)で酸化して得るまでは,濃硝酸と濃塩酸から王水を調製するときに生じる気体として知られていました。黄緑色で刺激性のこの気体は,1810年にイギリスのH[…]
もっと読むヨウ素の二回目は消毒薬としてのヨウ素製剤に注目します。ヨウ素を有効成分とする消毒薬としては,ヨードチンキ,ルゴール氏液,ヨードホルム,ポビドンヨードなどが知られています。 医学と消毒の歴史 消毒薬の歴史は,医薬品と同じ[…]
もっと読むヨウ素はハロゲン元素の一つで,その単体は常温・常圧では黒紫色の固体ですが,昇華性があり,加熱すると紫色の気体を生じます。ヨウ素デンプン反応や殺菌作用でよく知られており,最近では,液晶ディスプレイ用偏光板に使われるヨウ素[…]
もっと読むシーボーギウムは,アメリカのG.シーボーグに因んで名付けられた原子番号106の元素です。シーボーグは多数の新元素の誕生に関わり,現代の錬金術師と言えるでしょう。シーボーギウムは,発見者の名前がその存命中に付けられた数少[…]
もっと読むダイヤモンドの燃焼を見たことがありますか? ダイヤモンドを酸素気流中で加熱するとやがて燃焼を始め,米粒大程度でも目映まばゆいばかりの光を発します。炭素はまた,アーク放電でも白熱して強い光を発します。かつて映写機には炭素[…]
もっと読む亜鉛を含む鉱石としては閃せん亜鉛鉱などが知られています。製錬法には乾式法と湿式法(電解法)があり,歴史的には乾式法が先行しました。亜鉛の二回目は鉱石と製錬に焦点を当てます。 興味深い亜鉛鉱石の数々 亜鉛の原料鉱はほとん[…]
もっと読む亜鉛は,金属(単体)として取り出される何世紀も前から銅との合金である真鍮しんちゅう(黄銅)として用いられ,18世紀に入って近代的な製錬が行われるようになりました。今回と次回は亜鉛についてのお話です。 中国の「倭鉛わえん[…]
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