ヨウ素(I)-「X」と名付けられた元素
ヨウ素はハロゲン元素の一つで,その単体は常温・常圧では黒紫色の固体ですが,昇華性があり,加熱すると紫色の気体を生じます。ヨウ素デンプン反応や殺菌作用でよく知られており,最近では,液晶ディスプレイ用偏光板に使われるヨウ素[…]
もっと読むヨウ素はハロゲン元素の一つで,その単体は常温・常圧では黒紫色の固体ですが,昇華性があり,加熱すると紫色の気体を生じます。ヨウ素デンプン反応や殺菌作用でよく知られており,最近では,液晶ディスプレイ用偏光板に使われるヨウ素[…]
もっと読むシーボーギウムは,アメリカのG.シーボーグに因んで名付けられた原子番号106の元素です。シーボーグは多数の新元素の誕生に関わり,現代の錬金術師と言えるでしょう。シーボーギウムは,発見者の名前がその存命中に付けられた数少[…]
もっと読むダイヤモンドの燃焼を見たことがありますか? ダイヤモンドを酸素気流中で加熱するとやがて燃焼を始め,米粒大程度でも目映まばゆいばかりの光を発します。炭素はまた,アーク放電でも白熱して強い光を発します。かつて映写機には炭素[…]
もっと読む亜鉛を含む鉱石としては閃せん亜鉛鉱などが知られています。製錬法には乾式法と湿式法(電解法)があり,歴史的には乾式法が先行しました。亜鉛の二回目は鉱石と製錬に焦点を当てます。 興味深い亜鉛鉱石の数々 亜鉛の原料鉱はほとん[…]
もっと読む亜鉛は,金属(単体)として取り出される何世紀も前から銅との合金である真鍮しんちゅう(黄銅)として用いられ,18世紀に入って近代的な製錬が行われるようになりました。今回と次回は亜鉛についてのお話です。 中国の「倭鉛わえん[…]
もっと読むローレンシウムは原子番号103の元素で,周期表第7周期のアクチノイド系列の最後の元素です。超ウラン元素で,半減期は比較的短く,安定同位体は存在しません。1997年にラザホージウム(104Rf)からマイトネリウム(109[…]
もっと読むギリシアのオリンピア市にあるヘラ神殿で3月12日に採火された聖火は、日本に届けられ、燃え続けています。今回は、紀元前の古代オリンピックと近代オリンピック第1回大会が行われたギリシアに敬意を表して、メダルについてと、ギリシ[…]
もっと読むビスマス(83Bi)は光沢のある銀白色の半金属です。その存在が知られていたのは15世紀頃からとされますが、当時は、錫すず(50Sn)、アンチモン(51Sb)、鉛(82Pb)と混同されていました。周期表の中でこれらの元素は[…]
もっと読む