ビスマス(Bi)~蒼鉛は青いか
ビスマス(83Bi)は光沢のある銀白色の半金属です。その存在が知られていたのは15世紀頃からとされますが、当時は、錫すず(50Sn)、アンチモン(51Sb)、鉛(82Pb)と混同されていました。周期表の中でこれらの元素は[…]
もっと読むビスマス(83Bi)は光沢のある銀白色の半金属です。その存在が知られていたのは15世紀頃からとされますが、当時は、錫すず(50Sn)、アンチモン(51Sb)、鉛(82Pb)と混同されていました。周期表の中でこれらの元素は[…]
もっと読む19世紀初頭、化学者たちは鉱物学に興味を抱きました。ニオブは、この時代に発見された元素の一つで、その経緯はバナジウムにとても似通っています。すなわち、両者はほぼ同時期に最初の発見者によって見出され、化学的な論争の過程で再[…]
もっと読む水銀に関わる歴史の2話目では、水銀化合物を用いる二つの試薬、ミロン試薬とネスラー試薬を取り上げます。現在では機器分析など別の方法で行われますが、ミロンとネスラーは、それぞれの研究から検査法を創案し、医学・薬学の分野で貢献[…]
もっと読む水銀は古代から知られていた元素で、様々な用途に使われてきました。しかし現在では、国際的な条約によって地球規模の水銀汚染を防ぐために規制がなされています。 液体金属ゆえの語源 水銀の元素記号(Hg)は、古代ギリシア語に由来[…]
もっと読むバナジウムの単体は灰色がかかった銀白色の金属です。代表的な含有鉱物は褐鉛かつえん鉱(組成はPb5(VO4)3Cl)ですが,他の金属を精製するときの副生物も原料になります。また、原油やオイルサンドにもバナジウムが含まれてい[…]
もっと読むインジウムはレアメタルの一つで、インジウム・スズ酸化物(ITO)は液晶やプラズマディスプレイのパネル原料に多用されています。北海道の豊羽とよは鉱山(札幌市南区定山渓)は1999(平成11)年度に89㌧を産出し、世界最大規[…]
もっと読む質量の単位の基準として、1世紀余り続いてきた国際キログラム原器による定義を変更することが、昨年11月にフランスで開かれた第26回国際度量衡総会で決まりました。新たな定義はプランク定数を基準にしており、今年の5月20日(メ[…]
もっと読むラピスラズリは、人類に知られ利用された石としては最古とされ、古くから宝石や顔料として珍重されてきました。その青色にも硫黄が関与しています。硫黄の二回目は、この美しい青色の石についてです。 ラピスラズリの歴史と名画 ラピス[…]
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