体液と電解質 体液とは体の液体成分のことで、成人では体重の約60%です。水が主成分で、細胞外液と細胞内液に分けられます。細胞外液は組織液、血漿、リンパ液、胃液、などです。電解質は中学校で習ったように溶媒中に溶解した際に、[…]
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体液と電解質 体液とは体の液体成分のことで、成人では体重の約60%です。水が主成分で、細胞外液と細胞内液に分けられます。細胞外液は組織液、血漿、リンパ液、胃液、などです。電解質は中学校で習ったように溶媒中に溶解した際に、[…]
もっと読むはじめに タリウム(Tl)は原子番号81、第13属の金属元素です。銅、鉛、亜鉛などを硫化物鉱から精錬する際に生成する尾鉱、残渣、抽出液、煙灰などから副産物として回収されます。金属タリウムは各種の合金の原料となり、タリウム[…]
もっと読むはじめに 法医学の実務において、死亡時刻を推定することは重要です。死亡届に記載された死亡時刻そのまま戸籍にも転記されます。また、犯罪や事故死の場合、死亡時刻の特定は犯人の絞り込みや事故状況の解明のために必要です。死後経過[…]
もっと読むはじめに 前回、エタノールは薬物としての毒性は低いため、多量に摂取して、その薬理効果を楽しんでいることを説明しました。しかしながら、エタノールも薬物なので、生体内で代謝(分解)されて、無毒化される仕組みがあります。 エタ[…]
もっと読むはじめに エタノール(C2H5OH)は、分子量46.07の炭素数2の1級アルコールです。嗜好品としてのアルコール類は身の回りにたくさんありますが、エタノールはその主成分です。飲用すると酔います(酩酊状態)。酩酊状態では、[…]
もっと読むはじめに 東京オリンピックが来年にせまってきました。近代オリンピックの父と言われるクーベルタンが広めた言葉の「参加することに意義がある」は、オリンピック精神を象徴するとされてきました。現在では、ほとんどのオリンピック選手[…]
もっと読む<はじめに> これまで3回にわたり、CO、NO、H2Sとガス状の情報伝達分子を取り上げ、生体の恒常性の維持にとって、重要な働きを持っていることを書いてきました。 今回は生体を構成する元素では6番目に多いリン(P)を取り上[…]
もっと読む<背景> 前回、一酸化窒素(NO)を取り上げました。今回はNOと同様、ガス状分子の硫化水素(H2S)を取り上げます。H2Sは分子量34.08、空気より重く、可燃性、水溶性です。特徴として、卵の腐ったような特有の臭いがあり[…]
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