マグネシウム(Mg)~ ジュラルミンの隠し味
マグネシウムの工業的な生産開始はアルミニウムと同時期でしたが、カルシウムとの分離が難しく、普及が遅れました。しかし、第一次大戦での軍事利用を中心に伸び、五輪聖火トーチの燃焼剤にも使われました。ジュラルミンなどの軽合金用材[…]
もっと読むマグネシウムの工業的な生産開始はアルミニウムと同時期でしたが、カルシウムとの分離が難しく、普及が遅れました。しかし、第一次大戦での軍事利用を中心に伸び、五輪聖火トーチの燃焼剤にも使われました。ジュラルミンなどの軽合金用材[…]
もっと読む日本国内では、錫すず鉱石は兵庫県や鹿児島県で多く産出しました。錫のお話の二回目は、国内の産地のうち、鹿児島県と岐阜県の鉱山に関連した話題です。 鹿児島県の錫山鉱山と錫門 島津家の別邸であった名勝仙巌園せんが[…]
もっと読む錫すずは空気中でも水中でも安定で腐食されにくく、展性・延性が大きい金属です。資源量はそれほど豊かではありませんが、鉱石からの還元が容易であることと、融点が低い点で利用しやすく、合金などとして古くから様々な道具に用いられて[…]
もっと読む炭素の単体には、古代から知られていたグラファイト(石墨)、ダイヤモンド、無定形炭素と共に、1985年に発見されたフラーレンC60があります。ここでは、石炭を我が国の産業近代化と関連付けて取り上げます。 石炭の種類と用途 […]
もっと読むモリブデンは、合金鋼への添加元素、白熱電球のフィラメントなどの補助部材、高融点・高強度の構造材などとして使われています。しかし資源量は比較的少なく、産出量の首位は中国で年間約10万㌧(世界の約4割)、これに北米と南米の国[…]
もっと読む古代には輝安鉱そのものが「アンチモン」と呼ばれ、その黒色粉末が眼の隈取り、眉毛や睫毛まつげの染色などに使われました。アンチモンの単体は、光沢を有し硬くて脆い銀白色の金属で、活字合金の成分としても知られています。 アンチモ[…]
もっと読む身近な金属ニッケル。その名は伝説上の悪魔に因みます。一方、日本で知られたニッケル鉱山に近い京都府北部の大江山は、鬼退治伝説の地でもあります。それぞれどんな歴史があるのでしょうか。 悪魔が役立たずにした石 古くからドイツで[…]
もっと読むステンレス鋼は鉄・クロム・ニッケルの合金で、耐食性に優れることからフォーク、ナイフなどの食器類、牛乳輸送用のタンク、台所用シンク、調理器具、飲料容器などに使われています。さらには建材、彫刻、車両、耐薬品性の容器や管など、[…]
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