クリプトン(Kr)-空気から姿を現した元素
ヘリウムとアルゴンが相次いで発見され,その原子量はHe=4.0,Ar=40でした。反応性に乏しく,原子価は0。こうした事実が明らかになるに及び,D.メンデレーエフの周期表において,1族(アルカリ金属)の前に一つの族が新[…]
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ヘリウムとアルゴンが相次いで発見され,その原子量はHe=4.0,Ar=40でした。反応性に乏しく,原子価は0。こうした事実が明らかになるに及び,D.メンデレーエフの周期表において,1族(アルカリ金属)の前に一つの族が新[…]
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アルゴンは反応性の低さから不活性ガスとして様々な用途に使われます。また,水銀灯・蛍光灯・真空管などへの封入,食品の酸化防止のために包装容器への充塡,更にレーザーや潜水用混合気体としても使われます。ここでは,薄膜作製,ア[…]
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稀ガスで最初に発見されたアルゴン(18Ar)は,単原子分子の不活性な気体です。空気中に体積・質量共に約1%含まれ,水蒸気を除くと窒素,酸素に次いで三番目に多い成分です。アルゴンは空気を構成する気体の密度の測定結果を検討す[…]
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今回から稀ガス元素を順にご紹介します。ヘリウムは稀ガス元素の一つで単原子分子です。宇宙全体では水素に次いで多い元素(質量の27%)ですが,地球大気には体積で約0.0005%しか含まれていません。化学的に不活性で,水素に[…]
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レントゲニウム(roentgenium)とコペルニシウム(copernicium)は,それぞれ原子番号111,112の元素で,いずれも放射性です。今回は,元素名のもとになったW.レントゲン(1845~1923)とN.コペ[…]
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ダームスタチウム(110Ds)は超アクチノイド元素の一つです。1980年代初頭から1990年代初頭にかけて,ドイツの研究グループは,コールド・フュージョン(cold fusion)という核融合反応によって107番から11[…]
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新元素の名称についてIUPAC(国際純正・応用化学連合)の2002年勧告では,伝統に合致するよう,神話上の概念や登場人物(天体を含む),鉱物及び類似物質,場所や地域,元素の性質,科学者をもとにすることとされました。 マイ[…]
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銅の単体は特徴的な赤みの色で,「あかがね」は,中世に京都の銅座が壬生みぶ家に納めた雑税(役銭やくせん)の「銅あかがね公事くじ」,近世以降に足尾銅山の銅を運搬するのに使われた街道(群馬県伊勢崎市~栃木県日光市足尾)の「銅[…]
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