川越高等学校でビスマス結晶の実験を実施しました

3月29日(金)、埼玉県立川越高等学校で生徒14名、先生4名によるビスマスの人工結晶つくりの実験を行いました。

実験を始める前にビスマスについて聞いてみたところ、半数がニホニウムの合成に使われた元素であることを知っていました。でも、実物については全員見たことがなく、まさに今回の実験がビスマスに触れる初体験となりました。

スズを比較対象とした塑性加工性の体験、融解ビスマスの電気伝導確認、そして、ビスマスの骸晶をつくりを通して、ビスマスについて知ってもらう機会になったと思います。

実験の様子(ビスマスを溶かしているところ)

ビスマス骸晶のベストショット

先生と生徒から感想をいただきました

【先生の感想】
出来上がったビスマスの幾何学形状に驚愕しました。洞窟の奥底で深い沈黙の下にたたずむ古代遺跡の如く、幻想的でミステリアスです。固まるまでの時間と酸素と触れる時の差でその形状や色合いが微妙に異なるようで、どのような数学的規則性の背景を持つのか興味が尽きません。実験にあたって丁寧な解説資料と実験材料の準備、お手数おかけしました。安全確保に留意しつつ新入1年生の歓迎行事や文化祭での出し物のレパートリーに是非加えたいと考えています。

【生徒の感想】
普段化学の勉強をしていく中では教科書のイラストやインターネットでしか見ることのできないビスマスの結晶を、実際に目で見て手で触り学ぶことができたことを大変嬉しく思います。また錫とビスマスの性質を比較するコーナーも大変面白く、今まで聞いたことのなかった「錫鳴り」と言う性質を知った時にはとても驚いたとともに、化学への興味関心が一層強くなりました。今回の実験を通じて学んだことは貴重な経験であり、部活の財産として今後の活動に生かしていければと思います。

※高純度化学研究所では、埼玉県内の高等学校に化学の楽しさを体感してもらうための出張実験を実施しています。ご興味のある先生は是非ご連絡ください。

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