銀(Ag)-神経細胞の染色に有用な元素
銀を用いる神経組織の染色法に「鍍銀とぎん法」があり,種々の改良法や変法が考案されて神経組織学の発展を促しました。鍍銀法はまた,現在の医学では診断にも役立てられています。 生体組織標本の染色 生体組織を光学顕微鏡で観察す[…]
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銀を用いる神経組織の染色法に「鍍銀とぎん法」があり,種々の改良法や変法が考案されて神経組織学の発展を促しました。鍍銀法はまた,現在の医学では診断にも役立てられています。 生体組織標本の染色 生体組織を光学顕微鏡で観察す[…]
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金箔や金粉は,食品に用いても味を変えず,ほぼ無害なことから,見栄えよく華やかにするための装飾や着色のほかに,飲料などにも入れられます。今回は,金及びその化合物が関節リウマチの治療に用いられた歴史についてです。 結核菌の[…]
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ボーリウム(bohrium)は原子番号107の元素で,人工の放射性元素です。その名前には,デンマークの理論物理学者N.ボーア(1885~1962)に因んで当初「ニールスボーリウム」が提案されましたが,「ボーリウム」とし[…]
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元素の命名権を得た国などが候補を提案するとき,過去に不採用となったものは使えません。例えば,ニホニウム(113Nh)のときには,かつてレニウム(75Re)に命名された「ニッポニウム,Np」を再び提案することはできません[…]
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ラザホージウム(Rf)は原子番号104の超アクチノイド元素です。今回は,E.ラザフォード(1871~1937)の人物像と合わせてご紹介します。 ラザホージウムの合成と命名 1964年,旧・ソ連のドゥブナにある合同原子核[…]
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フランシウムは周期表の1族にある原子番号87のアルカリ金属で,1939年にフランスの物理学者M.ペレーによって発見されました。ペレーは新元素に母国の名を付けました。フランスの国名が元素名になるのは,ガリウム(31Ga,P[…]
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エカ(eka)はサンスクリット語で「1」の意味。未発見元素の仮の名称で,既に発見された元素の名称に接頭辞として付けられ,周期表において〝一つ下〟の元素を表しました。今回は,エカアルミニウムとされたガリウム(31Ga)に[…]
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ランタノイドのうち原子番号61の元素はプロメチウムで,その名前は人類に火を伝えたとされるギリシア神話のプロメテウスから付けられました。プロメチウムには安定同位体が存在せず,全ての同位体が放射性で,単体は銀白色の金属(2[…]
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